そもそもトレーナーって、どんな仕事なのでしょう?
ごく単純化していえば次のようになります。
スポーツ選手が100%の力で
安全に競技に集中できるように手助けする仕事
ここで重要なのは、「手助けする」という表現。
この連載で強調してきたようにアスリートのコンディショニングとは 基本的にアスリート本人が行うべきものです。
トレーナーに任せきりで自己管理ができないアスリートは強くなれません。
選手たちが自己管理能力を高められるように手助けする、さらには「教育」するのが、トレーナーの大きな仕事なのです。
加えて、選手がケガをした場合には応急処置をして病院へ連れて行き、意思と連絡を取りながらリハビリテーションから競技復帰までを手助けします。
そして復帰後は、再発予防のためのトレーニングや日常のケアなどについて、いろいろな指導をします。
世の中には他にもトレーナーと呼ばれる仕事がありますので、このように競技現場で活躍するトレーナーのことを一般的に 「アスレティックトレーナー」と呼んで区別しています。