スポーツ選手を支え、育てる仕事
トレーナーは、選手の競技力をアップさせ、存分に実力を発揮できるよう手助けをするのが仕事です。 テレビなどで見られるマッサージや応急処置は、トレーナーの仕事のほんの一部に過ぎません。
トレーナーは、いわば“医学的知識を持った体育指導者”。医師と監督のパイプ役として、選手の可能性を最大限に引き出します。
トレーナーの主な業務
- ●ケガをしにくい身体づくりとケガ予防プログラムの立案
- ●競技力向上のためのトレーニング指導
- ●ケガをした際の応急処置と医師との連携
- ●リハビリテーションと競技復帰へのサポート
トレーナーに必要なスキル
- ●運動生理学や解剖学などの医科学的知識
- ●体育指導者としての技術指導能力
- ●選手のメンタル面でのサポート能力
- ●各スポーツの特性理解と専門知識
現場経験の重要性
トレーナーの仕事において、教科書的な知識だけでは不十分です。例えば筋トレでも、「どんな運動がどの筋肉を鍛えるか」は本で学べますが、特定の選手に対してどのような負荷や回数が適切かは経験でしか得られません。
個別対応の知識と実践経験の積み重ねが、トレーナーとしての真価を発揮する鍵となります。これが、トレーナーの仕事の難しさであり、おもしろさでもあります。